Photoshopでは、写真をおしゃれに加工することができます。
今回は、
Photoshopで写真をコミック風イラストにする方法
をお伝えします。イラストや漫画などに用いられる「スクリーントーン」を表現して、写真をコミック風のイラストにしていきましょう。
STEP1 シャドウハイライトで陰影をつける
今回は、こちらの写真を使って加工していきます。
①[レイヤ]ーパネルで[背景]サムネイルを[新規レイヤーを作成]にドラッグして、背景のコピーを作成
②[イメージ]メニュー→[色調補正]→[シャドウハイライト]を選択し[シャドウ]の量に35%を入力してOKをクリック
STEP2 モノクロに変換したレイヤーを複製する
①[イメージ[メニュー→[色調補正]→[彩度を下げる]を選択
[背景コピー]がモノクロに返還されます
②[レイヤー]パネルで[背景コピー]レイヤーを[新規レイヤーを作成]にドラッグし、新たに2枚レイヤーを作成する
③[表示/非表示]をクリックして、[背景コピー2]と[背景コピー3]を非表示にする
STEP3 ポスタリゼーションで階調層を単純化する
①[レイヤー]パネルの[塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成]をクリックし、メニューから[ポスタリゼーション]を選択して[ポスタリゼーション1]レイヤーを作成する
②[プロパティ]パネルの[ポスタリゼーション]ダイアログで[階調数]を4で入力
ポスタリゼーションの設定値は、最終的に塗り分けをする色数を設定します。例えば、5色に塗り分けたい時は「5」を入力します。
STEP4 カラーハーフトーンで網点を作成する
①[表示/非表示]をクリックして、[背景コピー2]を表示し、クリックして選択
②[フィルター]メニュー→[ピクセレート]→[カラーハーフトーン]を選択
③[カラーハーフトーン]ダイアログで[最大半径]に[5]、[角度]の各チャンネルに[45]を入力してOKをクリック
カラーハーフトーンの最大半径は、生成されるドットの最大の大きさや間隔を示します。この数値を大きくすると、ドットや間隔も大きくなるのです。粗い画像にしたい場合は数値をあげましょう。
④[レイヤー]パネルで描画モードに[オーバーレイ]を選択
STEP5 [輪郭検出]で線画を作成する
①[表示/非表示]をクリックして、[背景コピー3]を表示し、クリックして選択
②[フィルター]メニュー→[表現方法]→[輪郭検出]を選択
③[イメージ]メニュー→[色調補正]→[レベル補正]を選択し、[入力レベル]のシャドウ点に[128]、ハイライト点に[160]を入力してOKをクリック
④[レイヤー]パネルで、描画モードに[乗算]を選択
STEP6 階調層を単純化した画像に色をつける
①[レイヤー]パネルの[ポスタリゼーション1]調整レイヤーをクリック
②[塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成]をクリックし、メニューから[グラデーションマップ]を選択して、[グラデーションマップ1]調整レイヤーを作成
③[プロパティ」パネルの[グラデーションマップ]ダイアログでグラデーションを編集
④[グラデーションエディター]ダイアログで任意のグラデーションを作成しOKをクリック
このようにポップなコミック風イラストに仕上がりました。
最後に原本と比べてみましょう。
コメント