編集を進めていくと「スマートオブジェクトに変換する」といった操作が頻繫に出てきます。1枚のレイヤー場合もありますし、複数のレイヤーを選択して変換する場合もあります。
今回は、スマートオブジェクトの概要とその特徴を紹介します。
特徴として、大きく次の3つがあげられます。
- 「画像の一元管理」が可能
- 「非破壊編集」が可能
- 「スマートフィルター」が利用可能
画像の一元管理
1つのスマートオブジェクトを修正すれば、複製したスマートオブジェクトすべてに修正が反映されます。例えば、WEBサイトを作成している場合、ページの中で、複数の同じボタンを配置してデザインすることがあります。もとになる1つのボタンを作成してスマートオブジェクトに変換し、このボタンを「レイヤー複製」で複製して配置します。スマートオブジェクトに変換しておくと、ボタンを1つ修正すれば、すべてのボタンに修正内容が反映されます。
非破壊編集
通常の画像は、変形などの編集をくり返すごとに画質が劣化していきます。しかし、スマートオブジェクトにしたレイヤーは、もとデータの範囲内であれば、拡大・縮小、回転などの編集をくり返しても、画質を保持しているため、画質は劣化しません。
スマートフィルター
スマートオブジェクトに変換したレイヤーに対してフィルタを適用すると、スマートフィルターとして扱うことができます。つまり、スマートフィルターとは、元の画像を保持したままフィルターを使用する機能です。
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